保管容器
一般的な保存環境を調べると、作品を新聞紙やクラフトなどの酸性紙で包んでいる例が見うけられます。また、外気の影響を受けやすい紙などでくるんで、湿気の多い押入や屋根裏などに入れているケースが多いと思われます。これでは作品の劣化を促進しているようなものです。保管に適した容器とは、作品の劣化速度を和らげる働きがあるということが最低条件です。保管条件によって変わりますが、3年でカビが発生したり、10年で劣化する条件において、この容器に入れておくと、10倍ぐらい寿命が延びるといわれています。

保管として適さない容器
・プラスチック製容器・・・・結露が起こりやすく、カビが発生しやすい。
・塩 ビ 製 容 器・・・・結露が起こりやすく、紙の保存に対し悪影響を与える成分も含んでいる。
・金 属 製 容 器・・・・結露やサビなどの問題が起こる。

保管として適している容器
・桐   箱・・・・環境の変化に対し、緩衝材としての働きと調湿効果があり保管に適しています。
・中 性 紙 箱・・・・厚手の紙は、緩衝材としての働きと多少の調湿効果があり保管に適しています。

保管容器の条件
・作品と接するため中性の物。
・環境の変化に対し、汚染ガスや空気中の余分な水分を吸着する緩衝材としての働きがある物。

中性紙を使った保管箱
近年、美術館や図書館などで使用されている箱で、厚手の中性マットボードや中性段ボールを箱にした物です。この紙製箱は、上記の条件を高い水準で満たし、桐箱に比べ安価で、取り扱いが容易という特徴があります。また、この箱の上ぶたの内側に調湿紙を入れることにより、容器内の湿度が安定します。
注.保存箱に入れてあっても予防にしか過ぎません、定期的な作品の点検や虫干しを行って下さい。

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