数あるスケッチブックの中で一体どれを使えば良いのか、お悩みではありませんか? 紙の種類、サイズ、綴じ方などそれぞれのスケッチブックにはそれぞれに個性があります。このページの記事を参考にすればきっとあなたにピッタリの一冊が見つかるはずです。

製本方法の種類
製本タイプ
 スケッチブックとしては定番のタイプです。描いた絵をそのまま綴じておけるので、屋外スケッチや旅行先での使用などに大変便利です。200g以下の薄めの水彩紙や画用紙で主に採用しています。  1枚毎に剥がして使うか、描き終えてから剥がします。1枚1枚を剥がしやすいのが特徴です。丈夫なくるみ表紙でカバーされており、カルトンのように作品を挟んで持ち運べます。  1枚毎に剥がして使うか、描き終えてから剥がします。4辺とも糊でとめてあります。開口部にペーパーナイフなどを差し込み丁寧に剥がして下さい。波打ちの起こりにくい300gの水彩紙で主に採用しています。  1枚毎に剥がして使うか、描き終えてから剥がします。1辺のみ糊でとめてあります。1枚1枚を剥がしやすいのが特徴です。ケント紙やトレーシングペーパーなどのデザイン用途で主に採用しています。
綴じる辺の向き リングの種類
 長手方向を綴じたタイプです。本棚に立てて置いても収まりやすくへたりません。  短手方向を綴じたタイプです。小サイズでもリングを気にせず描画面をより広くとることが出来ます。  定番タイプでスパイラル状のリングです。太くて径の大きいものは主に水彩紙ブックに、小さいものは画用紙やクロッキーブックに採用しています。  リングの先端が絡まりにくく、ページを裏へ送っても位置がずれないのが特徴です。主に画用紙のスケッチブックに採用しています。

紙の寸法
 A列、B列の規格サイズは主に印刷物で使用されているサイズです。画材としてはケント紙やトレーシングペーパーなどのデザイン用途で多く使われます。半分に切っても縦横の比率が変わらないのが特徴です。
 キャンバスサイズではFサイズが主流でスケッチブックにも多く採用されています。他にも正方形のものや横長サイズのものもあります。モチーフによって上手く使い分けましょう。
 ※面取りは全て4/6判をもとに計算してあります。
 ※スケッチブックの本紙の寸法は上記寸法と異なる場合があります。
 ※スケッチブック毎に採用されているサイズが異なります。

紙の種類
 一口にスケッチブックと言っても中味の紙によって種類や用途も様々です。絵を描くのには「画用紙」が一番親しみ深いのですが、これは様々な画材に対応できる反面「専用紙」に比べると表現性が限られてしまいます。本格的に描画材や技法を活かしたいのであれば「専用紙」をお勧めします。特に透明水彩絵具をお使いの場合 紙によって大きく表現が左右されますので、専用紙である「水彩紙」選びにはこだわりたいところです。その他、鉛筆ラフ用のクロッキー用紙、木炭デッサン用の木炭画用紙、表面が適度に粗くパステルののりが良いパステル用紙、ペン画でも線の滲みが出にくいケント紙などがあります。
 ヨーロッパの高級水彩紙は国産のものに比べ絵具の弾きが強いものが多いです。特にコットン100%のものは丈夫で保水力が高く、あらゆる水彩技法に応えます。
 画用紙は鉛筆、クレヨン、絵具など様々な画材に対応できます。絵具は特に不透明絵具やポスターカラーなどが適します。水彩紙に比べ薄手で細目のものが多いです。  水彩紙は画用紙に比べ水に強く、透明水彩に適します。ものによって画用紙より絵具の弾きが強いものがあります。特にワトソン紙は定番として長く親しまれています。  クロッキー用紙は比較的紙厚が薄く鉛筆ののりが良い紙です。特にケナフクロッキーは表面に簀の目が入っており線画でも擦り込んでも定着が良好です。  パステル用紙は表面が適度に粗くパステルののりが良い紙が適します。パステル用ブックにはパステルの粉が前のページにつかない様1枚毎に保護紙が綴じてあります。  ケント紙は表面がなめらかで密度の高い紙です。つけペンや製図ペンなどで線が滲みにくく、デザインやコミック用途に最適です。厚みは番号で表示します。

紙の肌目 紙の厚み(斤量)
極細目 ← 細目 ← 中目 → 荒目 → 極荒目 g (坪量)=紙1枚の1平方メートルあたりの重さ
kg(連量)=全判1000枚のときの紙の重さ
 紙の表面の凹凸具合を「荒目」「細目」のように区別して呼んでいます。透明水彩画の場合、一般的に荒目の方が発色が均一でムラになりにくく、ドライブラシではダイナミックな表現が狙えます。また、保水力も高くぼかしや滲み効果も得られやすいです。目の細い紙は水たまりが出来て絵具がムラになりやすい反面、繊細な描写が可能なのでボタニカルアートなどの細密画に適します。中目は一番くせが無く幅広い表現に使えます。
 紙の厚みはg(坪量)やkg(連量)を基準にしています。水彩紙の場合主にgで表示していて、200g程度が簡単なスケッチ用に適し、水を多く使って描く場合は300g程度のものを使うのが適当です。画用紙や鉛筆画に使う紙などはこれより薄いのが普通です。
※単純にg表示のものとkg表示のものを比べることはできません。
※kg表示のものは全判の大きさによって数値が異なります。
※g(坪量)やkg(連量)はあくまで重さなので厳密に紙の厚さを比べられるものではありません。
※「荒目」「細目」などの呼称は銘柄毎の区別が目的の為、同じ「○目」でも銘柄が違うと肌の具合が全く異なる場合があります。
※このページで紹介されている評価は弊社企画室独自の基準によるものです。
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